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ポルトガルの首都リスボンで200年前に生まれた大衆音楽ファドを日本とリスボンで活動するファディスタMACHAKO(浅井雅子)が楽しく紹介します。浅井雅子のウェブサイトはこちら。http://www.machakocanta.com/


by MACHAKO

心があるか。情熱があるか。


こんにちは
今週は新曲を取り入れるのに必死の私です。

今日だけは語らしていただきます。

「これはこういうものですから」

「だからこういうふうにお召し上がりください」(食べ物だけじゃないけど)

それが許される現場というのはどういうことかというと。


本当に本当のもの。だけ。
だと思う私です。

でもね。

そういうの

本当に

面白くない。


世の中に
本当は

「本当に本当のものなんてない」と実は思う。


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ここ数か月いろいろなライブを見たり
映画を見たりする機会に恵まれて

お客さんとして自分が

「魂を揺さぶられた。」と感じたものを

私は本物と呼ぶことにしようと思った。

だってね

自分の基準でしか人は測れないんだよ。


私が面白いと思っても
そう思わない人がいる。
それは当たりまえ。


満場一致で面白かったって言える映画なんて
ほんの一握りだと思う。

それでも時折、
そこにいる人が全員涙を流したり
口をあけてひたすらに驚くことに
出くわすことがある。

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趣味もみんな人はそれぞれ違う。

ね、

だから本物なんてとても難しいんだよ。


ただ一つだけわかることがある。

「本物」に近づきたいと思ってはならない。


これだけは真実だ。

近づこうと
正しくあろうと

「頑張る」までは、いいのだ。

でも

これで近づいて行ける、これこそが本物、自分は正しくやってると思った時点で

「失うもの」がある。


自分が何者であるかを考えていこうと思う。

そういう人間には

なりたくないから。

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私は

歌でも
他の楽器でも
他の芸術でも
なんでも

一番大事なのは

「はじめに気持ちがある」ということだ思っている。

正しくやろうとしているだけの人から

あとからそれが生まれるなら、
もちろん見てみたいけれど、

キモチの大きさや深さって
正しさからはあとからは、大きく育ったり、盛り上がったりしては、
なかなか生まれないんだ。

だって

もともと持っているものが一番重要だから。

「神様のギフト」に逆らってはいけない。

努力したり
正したり
そう見えるようにすることは

そんなに実は重要ではなく

「はじめに気持ち」がある。

その気持ちが
純粋であること。

それこそが
本物かどうか、

それがこの世の中にある

たった一つの本物だと思う。


その本物を最初は持っていても
失う場合がある。

一番怖いのがそれ。

「はい、このようにお召し上がりください」

というやつである。


サービスの側は常に
お客さんがどうしたら本当に本当に
幸せかを常に考えていたら


そういう風には決して物事を提供できないはずなのにそれをやっている。

陥りがちな思考です。
日本人はそういうのがおもてなしとかいって得意だから。

でも、

もっとストレートでいいと思う。

はじめにあった大きな気持ちが続いて光る人には

これからの現場ではかなわないと思う。

これからの世の中は

「作りもの」では勝負できない。

それでも
試したかったら
今よりも

難しい場所で試してみたらいい。

それらしく
そうみえるように・・・・

悲しいね。


そうやって作りこんでやることは
見えている人には見えてる。
見えてない人は見えない目を

「どこからか持たされて」しまっている。

そういう人も

とても多い。


自分の目とか感性に
本当に、常に常に、敏感でいないといけない。

失わないためには一番大事なことは

それ(本物)を持っている人と
一緒にいること。

本物とは

まっすぐな魂にほかならないとおもう。

ファディスタに一番必要なものは

それだ。



by machafado | 2014-05-14 00:48