ポルトガルの首都リスボンで200年前に生まれた大衆音楽ファドを日本とリスボンで活動するファディスタMACHAKO(浅井雅子)が楽しく紹介します。浅井雅子のウェブサイトはこちら。http://www.machakocanta.com/


by MACHAKO

なぜ明るいイメージのファドライブをやっているのか。

ファドのイメージが

暗い
寂しい
苦しい
哀愁の
郷愁の

間違っておりません。

リスボンで売っているTシャツに
アマリア(らしき?)黒いショールのファド歌手が
歌いながら泣いている図柄が合って
その涙が海になってしまっているような?
ものがあります。

けれどもそれはあくまでもイメージ。

実際リスボンに行ってみてわかるのは

「本当にさまざまなファドがある」ということです。

イメージというものは本当にある意味怖いものです。
私などは
「まちゃこさんはそんな明るい人なのにどうしてファドなんてやるの?」
「似合わないよ」
と言われたことさえも多々あります。

もちろん深く私を知っている人は
「これほどあなたにぴったりの音楽もない」と言ってくださいます。

そこまで違うんですよ。イメージって。


私はお笑い文化が大好きですし(大阪に死ぬほど通って吉本見たりしてました)
トークも大好き(トークの上手い人のyoutubeが日課です)
写真も使って(お父さんがカメラマンでした)
いかにも

「明るく文化を紹介するファドライブ」をやっているからです。

しかし実は私は告白すると

哀しいファドが本当に好きなのです。

このおかしな人生
死せるが如く
狂気
海の歌
哀しき運命

そのほか

アマリアロドリゲスの悲しげな歌は
すべて好きといっていいくらい好きです。

でもね。

そればっかりは、やらない理由があるのです。
もちろん
今の年では歌えないと思う部分も楽曲によってあるともいえますが
バランスを考えるとできない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分が達成したいファドというか
ポルトガルを広める覚悟があるのですが、

そのためには、今からいろいろと準備をして、
「備えておかねばならないこと」があります。
そのために
日夜、ファド以外の別枠の準備をしています。

日本でファドライブをするとなると
どうしても、自分のお知り合いや
お友達からお客さんになりますよね。

もちろんそうじゃない方もインターネットを調べて来てくださいますし
時には根強くリピーターにも
なってくださっています。

でも
「なかなか増えていかないものだな」と思いますし、
それはファド以外の「民族系音楽」も
同じだとは、思いますが。
だって増えていたらこれだけ歌う人が少ないのですからもっと
ライブができるはずですよね!

実に、簡単ではありません。

私は大好きなサルサバンドがあるんですが
この前ライブに久しぶりに行ったとき
お客さんがちょっと少なくってショックでした。

いい音楽がもっともっと広がってほしいのに
なぜうまく行かないのでしょうか。。。


たくさんライブ自分でやったり、見たりする中で
最近、私が思っているのは

満足っていうのは
人それぞれ、そのときのそれぞれなんだなぁということ。
そして案外
「別枠を知ってもらう感動というのもあるんじゃないかな」ということ。

どんなに
「自分は悲しいファドが好きなので」
「アマリアの曲が好きなので」

と決めていても

案外、別の曲に素直に触れると

「あれ?この曲もいいのじゃない?」
と気が付くものです。
(この素直さが足りない人も世の中多いですけどね・・・・)

俺はサルサしか聞かねえぜ!って人に
珠玉のサンバを聞かせたら

「なんだか新鮮で哀愁感がすばらしい!」って言う場合だってあります。
(サルサには哀愁って言葉はさすがに似合わないですからね)

私はどうせだったら

「そういうこと」をしていきたい。


なぜなら私自身が「そうだった」からです。

私はアマリアロドリゲスや
マリザ、デュルスポンテスなどの
名ファド歌手から聴き始め、
最初の楽曲は

ほとんどがアマリアロドリゲスでした。

でも最近はその最初にやっていたものを
あんまりやっていません。

なぜなら
新しい曲にも別のファド歌手の曲にも
とてもいいものがあるとたくさん知ったからです。

でもそこに気が付く日本人はとっても少ないはず。
なぜなら
ファド=暗い
ファド=アマリア

という概念しかない方がほとんどだからです。

今私の頭の中に常にいると言えるファド歌手は

マーラペドロや、

クーカロゼタなどの生き生きした若いファドの方々です。

何がどう違うのかということですが

わたしとしては答えは
「ずうっと聞いていたい!」と思えるファドなんです。

ちなみにマーラペドロだったら
一日聞いても飽きないのです。


また
「ずうっと見ていたい!」
ともいえます。

衣装を変えるとか
雰囲気をつけるとか
美しくあることは
とっても大事なことです。

お客様はほとんどそこから
入ってきます。

ところが、
本場で見てみると、そうでもない。

そんな見た目ではなくて
オーラがもともと違うものだなと
輝いているファド歌手を見るとしっかりと思います。

なぜなのかということですが

まず「世界観」があります。

それは
ファドが好きだとか
うまいとか
歌いたいとか

「それだけじゃないメッセージ性」を彼女たちには感じます。

私はそこがやりたい。

なので、私のファドライブは
「一見とても明るくてファド紹介ぽいイメージ」だと思うのですが

お客様のアンケートには
違うことが書いてあります。

楽しかった。という言葉だけではありません。

今のところ、
わたしが考えるメッセージ性という部分では
きちんと形ができつつあるなと思えています。

ファドを伝えたいんです。
でもそれだけじゃあないんです。

私は自分のメッセージを深く深く
そして強くもつために
他のことをしており、

その部分を強化して
さらにメッセージ性の高い楽曲を
提供できるようになりたい。

そうなってこそ
深いファドがいよいよ60代になって歌えそうに思うんです。

日本人なので
どんなに発音をきれいにしても
音程をしっかりとっても

どうやっても日本人の向こうの真似事ですよ。。

反論もあるでしょうが、
アメリカ人が演歌を歌ってることを想像してください。

これが顔・姿が似ていると少し緩みますが
(たとえば日系ブラジル人が演歌とかね)

あくまで見た目の問題で、
コラサゥン(心)の違いは
やはり消せません。

アマリアが・・・
ポルトガルが・・・・
リスボンでは・・・・

話すことはたくさんあります。
ネタも探せばありますね。

写真も使えるし
映像も今や簡単に流せる。

だけど
「おのれのもつ強いメッセージ」がなかったら
ただのファドのショーです。

はっきり言うと自分は違うところを目指しているんです。

明るく、気楽に、楽しく聞けるファドな気がする!と
きてくれた方が

「それだけじゃないイメージ」や
「それだけじゃないメッセージ」をがっつりときちんと持ち帰っていただくこと。

明るいだけじゃなかったね!
違った!
なんかファドに興味持てた!

そういう新鮮な高揚感!

私はそれを自分の使命と考えています。

その使命は、
何度も書くのですが

「ファドを発信しているだけ」では
本当に言いたいことは伝わらないとわかっています。

まぁそれでも、やっぱり私は明るいイメージの歌手でいたいなぁ。

そのほうが最初の一歩の足を運びやすくないですか?
お友達も誘いやすくないでしょうか?

そして、来年はそれだけじゃあない
新しい試みをしっかりと見据えて

ある種のイメチェンもする予定です。

自分が本当にやりたい世界はまだまだたくさん
自分の中にあります。

私はどんどん変容したいと思っています。


~MACHAKOはさまざまに情報発信をしていくファド歌手です~

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by machafado | 2015-12-03 01:06 | ファドへの想い