ポルトガルの首都リスボンで200年前に生まれた大衆音楽ファドを日本とリスボンで活動するファディスタMACHAKO(浅井雅子)が楽しく紹介します。浅井雅子のウェブサイトはこちら。http://www.machakocanta.com/


by MACHAKO

短くて伝わるということ。歌詞の良さ。

思いがけず、今日は
久し振りに「なぜファドを歌おうと思ったんですか?」
という質問をされまして

懐かしく2007年のことを思い出しました。
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あのころから変わっていないのは
一曲一曲への気持ち。

いま、むしろ
あの頃よりもずうっと言葉がわかるようになって、
ますます、丁寧に研ぎ澄まされた歌を歌いたいなぁと思っています。

発音が大事というのはわかりますが、

一番心に来る場所と言うのは
そこではなくて。。。。

本当に言葉で説明できない
音と音の合間を埋めている声の響きだなぁと私は思っていて

また。その音と音の合間を埋めている声というのを
持っている人の歌は、
ファドであろうが演歌であろうが、
心にびしっと、入って、

心の隙間もその声で埋めてくれるのです。

だから癒されたり、
心がかきむしられたりという真逆も起きる。

「痛い」という言葉だって、
言う人歌う人によって

聞いてるほうまで痛い気持ちがしてくるという効果は違うものになる。

今朝私は寝起きに一発甲高い雄叫びを上げて起きたらしいのですが。

自分に向かってくる「熱い球」があって、
ものすごいスピードで、
よけられなくて
触ってはいけなくて
だったら
と思い。

でっかい声で撃沈しちゃろ~~~と
早朝から
「あ~~~~~~~~~~~っ」っと叫んでしまいました。

それから出かける際中にはずうっと
フラメンコのサリーダ(歌いだし)やら
ティエントの歌詞を思い描いて

気持ちなんてたったの4行の短い詩でこんなに伝わるのに、
どうして人間は長々と説明し、自ら語らないとすまないのだろうと
朝から考えすぎて

とっても疲れました。

リスボンの坂をビール片手に駆け下りて
スッキリ汗かいて、さんぽしたいです。


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by machafado | 2015-05-18 23:18 | ファドへの想い